キム・ギドク監督が放つ衝撃作！映画『殺されたミンジュ』が公開

映画『殺されたミンジュ』が、1月16日 (土) よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で順次公開される。

残酷な少女の死で幕を開ける本作は、『嘆きのピエタ』『メビウス』などを手掛けた韓国映画界の鬼才キム・ギドクが、少女の殺人事件をテーマに描いたサスペンスフルな群像劇。少女殺人事件をめぐり捕らえられた男たちと武装した集団が繰り広げるスリリングな展開は、どんな人間でも加害者にも被害者にもなりうることを示唆し、それぞれの立場で抱える嘆きや闇を痛いほどに映し出す。

複雑な心情を抱える謎の集団のリーダーを演じたのは『悪いやつら』のマ・ドンソク。第71回ヴェネチア映画祭「ヴェニス・デイズ」部門のオープニングを飾り、作品賞を受賞している『殺されたミンジュ』は、『春夏秋冬そして春』以来11年ぶりにキム・ギドク監督作品に出演のキム・ヨンミンが熱演する1人8役も見どころとなっている。

＜ストーリー＞
ある夜、女子高生が男たちに無残に殺害された。しばらく後、事件に関わった1人の男が武装した7人組の謎の集団に誘拐される。集団は男を拷問し、自分が起こした事の告白を強要する。やがてその集団は事件に関わった7人の容疑者たちをひとり、またひとりと誘拐してゆく…。

＜プロフィール＞
キム・ギドク
1960年生まれ。パリでアートを勉強した後、韓国に帰国し、脚本家としてのキャリアをスタート。1996年に低予算映画『鰐～ワニ～』で監督デビュー。『サマリア』で2004年ベルリン国際映画祭銀熊賞、『うつせみ』で2004年ヴェネチア国際映画祭にて銀獅子賞受賞、『アリラン』で2011年カンヌ国際映画祭ある視点賞受賞など、世界的に評価の高い作品を制作してきた。また、『嘆きのピエタ』では2012年ヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞したほか、2013年には『メビウス』がヴェネチア国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門に出品された。

＜作品情報＞
『殺されたミンジュ』
原題: One on One
監督・脚本・撮影・編集・製作総指揮: キム・ギドク
出演: マ・ドンソク、キム・ヨンミン、イ・イギョン、チョ・ドンイン、テオ、アン・ジヘ、 チョ・ジェリョン、 キム・ジュンギ
字幕翻訳: 根本理恵
提供: キングレコード、太秦
配給・宣伝: 太秦
2014年／韓国／122分／DCP／カラー／R18
© 2014 KIM Ki-duk Film. All Rights Reserved.
URL: http://www.u-picc.com/one-on-one/
2016年1月16日 (土) より、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開！