Cartier
unveils 2024 watch collection

時の魔法に魅せられて。カルティエが新作ウォッチコレクションを発表

カルティエ プリヴェ「トーチュ」| © Cartier © VALENTIN ABAD

Cartier unveils 2024 watch collection
Cartier unveils 2024 watch collection
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時の魔法に魅せられて。カルティエが新作ウォッチコレクションを発表

Cartier
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年に一度スイス・ジュネーヴで行われる世界最大の時計展示会「Watches & Wonders Geneva」が今年も開催され、Cartier (カルティエ) の新作ウォッチコレクションがお披露目された。同展示会の今年のキーワードは「魔法」。2つの異なる時刻を示す「サントス ドゥ カルティエ デュアルタイム」や文字盤と鏡が向かい合う「リフレクション ドゥ カルティエ」など、私たちを時間の神秘の中に引き込むウォッチがそろっている。

時間とは不思議なものだ。実際は一定の速度で進んでいるのに、まるで自在に伸び縮みするかのように長く感じたり短く感じたりする。過去の思い出が時間を経ることでいっそう輝いて見えることもあるだろう。そういった意味で時間は魔法なのであり、時を刻む様々なウォッチを生み出してきた Cartier は魔術師なのである。今回発表された Cartier の新作コレクションは、そのような「時間の魔法」をテーマにしている。

「空を征服し、時の概念に挑戦し、重力の法則を超える」という飛行家 Alberto Santos-Dumont (アルベルト・サントス=デュモン) の大胆な願いを表現した「サントス ドゥ カルティエ」コレクションからは、2つの新作が登場した。「リワインド」モデルは文字盤の1~12の数字が通常とは逆の順番で配置されており、針が左回りに回転。伝統的な時間の読み方を逆転させるウォッチとなっている。「デュアルタイム」モデルは大小2つの文字盤が異なるタイムゾーンを表示するようになっており、冒険心をくすぐるタイムピースだ。

「リフレクション ドゥ カルティエ」ウォッチは繊細な文字盤と鏡が向かい合い、まるで時が逆さまになったかのように見えるデザイン。斬新なオープンブレスレットのフォルムにクリスタルが散りばめられ、メゾンのウォッチとジュエリーを結ぶアイテムとなっている。

「アニマル ジュエリー ウォッチ」にはシマウマとワニが融合した空想上の動物をモチーフとして取り入れた。カラーストーンの一つ一つに施された繊細な彫刻作業にメゾンのサヴォアフェールが光る。

さらに、1912年の誕生以来愛されてきた「カルティエ プリヴェ」コレクションに、8作目となる「トーチュ」モデルが加わった。ブルースティール製アップルハンドや根本が丸くくりぬかれた秒針、文字盤の四隅を飾る三角形のモチーフといったオリジナルのディテールを確かに受け継ぎつつ、レイルウェイミニッツトラックを文字盤の外周に配することで時刻の視認性を高めるなど新たな工夫が施されている。また、ムーブメントの厚さは4.3 mm と、メゾンで最も薄いクロノグラフの誕生となった。過去から現在、そして未来へと進化していく Cartier の歩みを体現したウォッチといえるだろう。