Taro Mizutani "Byo"

写真家・水谷太郎による「淼/びょう」が開催。ドイツで撮影された未発表の新作を展示

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写真家・水谷太郎による「淼/びょう」が開催。ドイツで撮影された未発表の新作を展示

Taro Mizutani "Byo"

Hender Scheme (エンダースキーマ) が運営する「物々交換」をコンセプトとしたオルタナティブスペース「隙間」にて、水谷太郎による「淼/びょう」が開催。会期は、4月16日(日)まで。

水谷太郎はファッション、カルチャーの誌面上で実験的な写真表現を追求し、ファッションブランドのキャンペーンやアーティストポートレイト、音楽、コマーシャルのフィールドを中心に、写真や映像表現を展開している。

本展では、2022年冬のドイツ・ベルリンで撮影された未発表の新作を発表。一見、印象派の絵画のようにも見える水面のモチーフは、運河に映る歪んだ波の反射を、写真家の目─レンズを通して捉えたもの。こうして得たイメージを、水谷は、撮影した画面を反転するという最小限の操作を施し、具象と抽象、意識と無意識、現実と虚構の間を表現した。写真というメディアは、ある具体的な対象を写すとともに、それではないなにか/どこかへの変換可能性を含んでいるのではないか。水谷太朗の世界観を体感できるこの特別な機会に足を運んでみてはいかが?

水谷太郎は、下記のように語っている。
「一瞬でなくなる世界、景色、境界。
意志と偶然の狭間に写真の儚い夢を見る。」