写真家・ホンマタカシの最新映像作品『アヤクーチョの唄と秩父の山』、2日間の限定上映が決定

ホンマタカシ初の音楽ドキュメンタリーとなる本作。タイトルのアヤクーチョとは、ケチュア語で『死者が集まる場所』という意味であるペルー南部・アンデス山脈の山中に位置する町の名前からとられている。主人公として捉えられるのは、埼玉県・秩父に移り住んだアヤクーチョ出身の歌手イルマ・オスノ。彼女が7年ぶりに里帰りを決意するところから物語はスタートし、かつてその地域を暴力で支配した「センデロ・ルミノソ」による故郷の傷跡と、社会の現状に対して音楽で抵抗した人々の姿を浮かび上がらせてゆく。 本作でホンマは、ペルーと秩父というまったく無縁であるはずの二つの土地を結ぶ一人の女性の屈託の無い生き様を鮮やかに映し出し、音楽とともに強く生きるアヤクーチョの人々の姿をありありと描いている。

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本作の公開を記念し、当日は主演のイルマ・オスノによるライブパフォーマンスや、現代美術家の山川冬樹、秩父をはじめ西武鉄道に造詣が深い鉄学者・原武史を招いたトークイベントも開催。また、これまでに発表された同シリーズ4作品が、アップリンク・クラウドにて8月18日(日)まで期間限定で配信される。この機会にぜひ全作品チェックしてみてほしい。

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