David Lynch (デヴィッド・リンチ) 監督が引退宣言！？

David Lynch (デヴィッド・リンチ) 監督がオーストラリアの新聞『The Sydney Morning Herald (シドニー・モーニング・ヘラルド)』のインタビューで、映画業界から引退する声明を発表した。

5月21日に監督の代表作であるテレビシリーズ『Twin Peaks (ツイン・ピークス)』新シリーズの公開を控える David Lynch は、同誌の5月5日のインタビューで2006年の映画『インランド・エンパイア』が同氏にとって最後の映画になるであろうことを明言。「多くの物事が変わってしまった。良い映画であろうと、その多くが成功せず、成功している映画は私が撮りたいような映画ではない。」と語り、多くのファンに衝撃を与えた。

オリジナルシリーズの人気キャラクター達の25年ぶりの姿を映し出した『Twin Peaks』最新トレイラーが5月4日に公開され、新シリーズへの期待が大きく膨らむ最中での David Lynch 監督の引退宣言。事実であれば映画業界は偉大な映画監督のひとりを失ったことになるが、同氏は2015年にTVチャンネル Showtime (ショウタイム) とのトラブルが理由で同作の監督から降板することを発表していたが、その後一ヶ月の交渉の結果、同作の監督に復帰することを公表したことからも、まだ落胆するのは早いかもしれない。