バレエ界きっての異端児、セルゲイ・ポルーニンのドキュメンタリー映画が公開

19歳で英ロイヤル・バレエ団の史上最年少プリンシパルとなるも、人気のピークで電撃退団。バレエ界きっての異端児の知られざる素顔に迫ったドキュメンタリー『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』が7月15日(土)よりBunkamura ル・シネマ、新宿武蔵野館ほかにて公開する。

途方もない才能に恵まれ、スターになるべく生まれた Sergei Polunin (セルゲイ・ポルーニン)。しかし彼はその運命を受け入れなかった。バレエ界のしきたり、天才ゆえの重圧、家族の関係。スターダムから自滅の淵へ…様々な噂が飛び交う中、彼が再び注目を集めたのは、グラミー賞にもノミネートされた Hozier (ホージア) のヒット曲『 Take Me To Church 』のMVだった。 写真家の David LaChapelle (デヴィッド・ラシャペル) が監督し、ポルーニンが踊ったこのビデオは YouTube で1800 万回以上再生され、ポルーニンを知らなかった人々をも熱狂の渦に巻き込んだ。“ヌレエフの再来”と謳われる類い稀なる才能と、それを持て余しさまよう心。本人や家族、関係者のインタビューから見えてくる彼の本当の姿とは…?

話題の動画は下記からご覧下さい。

＜プロフィール＞
Sergei Polunin (セルゲイ・ポルーニン)
1989年、ウクライナ・ヘルソン生まれ。幼いころからバレエの才能を発揮し、貧しい家庭環境でありながらもキエフ国立バレエ学校に入学。ロイヤル・バレエ団脱退後はロシアの著名なダンサー、Igor Zelenski (イーゴリ・ゼレンスキー) に招かれ、スタニスラフスキー・ネミロヴィチ＝ダンチェンコ記念音楽劇場（モスクワ音楽劇場バレエ）とノヴォシビルスク国立オペラ劇場バレエ団のプリンシパルとなった。現在はダンサーを支援する組織“プロジェクト・ポルーニン”を発足。2017年3月には、“プロジェクト・ポルーニン”と題した自身のプロデュース公演が同劇場にて開催された。映画出演も決定しており、Kenneth Branagh (ケネス・ブラナー) 監督、Johnny Depp (ジョニー・デップ) 主演の『オリエント急行殺人事件』、Jennifer Lawrence (ジェニファー・ローレンス主演)『Red Sparrow』、Ralph Fiennes (レイフ・ファインズ) 監督によるRudolf Nureyev (ルドルフ・ヌレエフ) の伝記映画『The White Crow』などが待機中。

© British Broadcasting Corporation and Polunin Ltd. / 2016

バレエファンならずとも注目するこの作品のジャパンプレミアイベントで6年ぶりに待望の来日が実現。プレゼンターに箭内道彦氏を迎え、『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』の上映後、YouTubeで1800万回以上も再生された『Take Me To Church』のダンスパフォーマンスとトークイベントを行われる。発売とほぼ同時にソールドアウトとなったチケットも追加販売が決定。