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ETRO
with Yosuke Sugino

杉野遥亮と時を超えて愛されるもの。新たなエトロに身を包んで vol.4

ETRO
with Yosuke Sugino

model: Yosuke Sugino
photography: Yuto Kudo
videography:  Kei Doguchi
styling: RIKU OSHIMA
hair & makeup: TSUBASA
edit&text: Honami Wachi

 

子どものときのお気に入りのブランケット。目を閉じると、思い浮かぶ宝物たちはいつでもあたたかい。ETRO (エトロ) のクリエイティブ・ディレクター就任後、初となるメンズコレクションを発表した Marco De Vincenzo (マルコ・デ・ヴィンチェンツォ) が思いを馳せたのは、幼少期に過ごした家や目にしたもの、これまで培ってきた素材へのこだわり。自身が過ごしてきた時間と、1968年から培われてきたメゾンの伝統が重なり合うとき、新たなときめきが生まれた。

メゾンのアーカイブファブリックにオマージュを捧げながら、新たな旅立ちを迎えた ETRO 2023-24秋冬コレクションに身を包んだのは、洗練された表現に深みが増す俳優の杉野遥亮。現在を常にアップデートしていく杉野の等身大の魅力と、新クリエイティブ・ディレクターのもと、ルーツに想いを馳せながらも新たに進んでいく ETRO が共鳴した。(最終回/全4回)

ETRO
with Yosuke Sugino

杉野遥亮と時を超えて愛されるもの。新たなエトロに身を包んで vol.4

ブルゾン¥370,700、パンツ¥193,600、ソックス¥19,800、靴¥168,300、バッグ¥233,200/すべてETRO (エトロ)

スタジオを抜け出し、向かったのは雨あがりの海。杉野が最後に纏ったのは、つい触れたくなるようなボリューム感のあるエコファーのセットアップ。今季重要なモチーフとなったフラワーの刺繍があしらわれている。旅の相棒として心強い「ラブトロッター」のベルトバッグは、グラスグリーンの幾何学柄とベルベット調のジャカード生地が美しい。立体的なぺガソロゴのデザインが、ルックをぐっと引き締める。アンバーブラウン、サフランイエロー、レモンイエローのボーダーがアクセントのソックスを合わせ、スムースカーフレザーのレースアップブーツにはミニぺイズリー柄が覗く。どこか懐かしさを感じるあたたかみとラグジュアリーを両立させた新しい ETRO で、まだ見ぬ景色を見つけに出かけたい。