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柔らかな緑に包まれて。石橋静河が魅せる春のワントーン
lemaire
with shizuka ishibashi
model: shizuka ishibashi
photography: masahiro sambe
styling: chiaki utsunomiya
hair & makeup: yuka toyama
edit & text: manaha hosoda
cooporation: okurayama studio
より価値のある服を届けたいという想いのもと、揺るぎない信念とタイムレスなクオリティを放つ服を作り続ける Christophe Lemaire (クリストフ・ルメール) と Sarah-Linh Tran (サラ=リン・トラン) によるパリジャンブランド LEMAIRE (ルメール)。
ローンチされたばかりの縫製や金具を一切必要としない新作「モールデッド レザー」シリーズにも象徴される、あくなき素材への探究心、そこに付随する機能性がブランドの魅力だ。研ぎ澄まされた感性と知性、そこから立ちのぼる色香。女優・石橋静河が着るルメールの新作。(第1回/全4回)
柔らかな緑に包まれて。石橋静河が魅せる春のワントーン
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右手に携えるのは、新作「モールデッド レザー」シリーズのスマートフォンホルダー。「レザーグッズのふるさと」スペイン・ウブリケの職人の手作業によってひとつひとつ丹念に作られている。フォンホルダー ¥94,000/LEMAIRE (ルメール)
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コート ¥127,000、シャツ ¥79,000、パンツ ¥109,000、ピアス ¥35,000、サンダル ¥56,000/すべて LEMAIRE (ルメール)
内省的な時間を経て、これまで以上にまっすぐ服づくりに向き合ったという2021年春夏シーズンは、“ルメールらしい”一生モノのワードローブが揃う。そよ風をはらんで、柔らかく波打つコートを主役に、同系色で統一したワントーンのコーディネートは、LEMAIRE の代名詞ともいうべきスタイル。陶器や肌色、時には食べ物からインスピレーションを得ているというカラーパレットは、ニュートラルでワードローブにさりげなく馴染み、着る人のパーソナリティを引き立てる。
デザイナーがスタイリッシュだと考えるのは、「自身のスタイルにメンズウェアのエッセンスをミックスしている女性たち」。大ぶりなテーラードカラーやシルエット、ソリッドなカッティング……マスキュリンなディテールが、むしろ女性らしさや繊細さを強調してくれることを LEMAIREはよくわかっている。しっかりフォーマルに見えるのに、着心地はいずれもイージー。さらっと袖を通せば、自然と力や自信が湧いてくる。