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launches the latest issue of zine "chime"

ジェンダー平等を目指すグッチの「CHIME FOR CHANGE」のジン最新号が公開、日本社会におけるフェミニズムにもフォーカス

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ジェンダー平等を目指すグッチの「CHIME FOR CHANGE」のジン最新号が公開、日本社会におけるフェミニズムにもフォーカス

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Gucci (グッチ) によってジェンダー平等のため2013年にスタートしたグローバルプロジェクト「CHIME FOR CHANGE (チャイム・フォー・チェンジ)」が3号目となるジン『CHIME』の最新号を公開した。

新型コロナウィルスのパンデミックによりジェンダーの不平等や経済的困難が世界的に深刻化している今、Gucci と「CHIME FOR CHANGE」は、ジェンダー平等の実現を目指し発せられた声をひとつの強い力として集結させ、女性と少女たちを支援する活動をより一層強化していくことを発表した。

”To Gather Together”というスローガンのもと2号目では深刻な国際問題のひとつである児童婚に焦点を当てた『CHIME』。最新号では、児童婚をはじめ、障害を持つ女性と少女たち、インターセクショナル・フェミニズム、トランスジェンダー同士の交流、難民、女性性器切除(FGM)といった様々なトピックをフィーチャー。コミュニティオーガナイザーでありライターの Adam Eli (アダム・イーライ) が編集を、イタリアのビジュアルアーティスト MP5 がアートディレクションを引き続き手がけている。

中でも注目したいのが、日本社会におけるフェミニズムやジェンダーおよび自己表現にスポットライトを当てた特集ページ。ミュージシャンのあっこゴリラや東京の寿司店オーナーであり寿司職人の千津井由貴、クィアのフェミニストとして活躍するライターで日英バイリンガルのジン『B.G.U.』を創刊した森本優芽、インターセクショナル・フェミニズムとインクルージョンの理念に基づいてパーティーイベントを企画・開催している「WAIFU」のメンバーなどが参加。表紙には、1910年代の日本における女性解放運動をリードした日本初のフェミニストによる文芸誌『青鞜』の編集者たちの写真が掲載されている。

『CHIME』最新号の日本語版は、東京の代官山蔦屋書店、waltz、BIBLIOTHECA / DOVER STREET MARKET GINZA、SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS、本屋B&B、京都の恵文社一乗寺店にて配布。最新号および過去に発行された『CHIME』のデジタル版は、コチラよりダウンロードすることができる。

また、「CHIME FOR CHANGE」は Kering Foundation (ケリング・ファンデーション) とともに新型コロナウィルスのパンデミック下で発生しているジェンダーに起因する暴力や差別に立ち向かうキャンペーン「#StandWithWomen」をサポート。2020年5月に始動したこのキャンペーンは、有色人種、トランスジェンダー、先住民族、障害のある人を含む世界中の女性と少女たちの健康、安全、人権を支援し擁護する草の根団体と協働している非営利パートナーに活動資金を提供している。「#StandWithWomen」については、コチラから確認してほしい。

加えて、「CHIME FOR CHANGE」はジェンダーの平等のために闘う声をさらに結集していくため、諮問委員会の新メンバーとして活動家兼作家 Sinead Burke (シネイド・バーク)、劇作家の Jeremy O. Harris (ジェレミー・O・ハリス)、女性に対する差別や社会問題の解決のために活動している「Ms. Foundation for Women」のCEO兼社長である Teresa Younger (テレサ・ヤンガー)、『ハンガー・ゲーム』や『ヘイト・ユー・ギブ』で知られる女優であり、アーティストや活動家としても活躍する Amandla Stenberg (アマンドラ・ステンバーグ) の4名を迎えたことも明らかにしている。