写真家・野村佐紀子、写真集『愛について』の刊行を記念したトークショーを大阪、東京で開催

写真集『愛について』

荒木経惟に師事し、25年以上に渡り男性ヌードを撮り続けてきた写真家・野村佐紀子は、2017年に自身のライフワークを一冊にまとめた集大成とも言うべく写真集『愛について』を発表。400ページというヴォリュームで約100名の男性のヌードと風景写真を収録した一冊は、写真展も開催されるなど、大きな話題を呼んだ。今回新たに、本書の刊行を記念したイベントが大阪と東京で開催決定。大阪では装丁を手がけた SOUP DESIGN (スープ・デザイン) の尾原史和が、東京では写真家の笠井爾示が野村佐紀子とともに登壇する。

尾原史和は、雑誌『TRANSIT』のアートディレクションをはじめ、数多くの雑誌や書籍、展覧会のデザインを手がけ、高い評価を得ている。野村佐紀子の姿勢に共感したという尾原史和は、「人とのつながりを感じられるように」という想いを込めて本書をデザイン。「バイブル」をイメージしたという写真家の世界観と完璧に呼応した黒い小口染めを施した四方黒い装丁を施した。成り立ちや裏話など本書の魅力を紐解く貴重な話が聞けるこの機会をお見逃しなく。

また、Nan Goldin (ナン・ゴールディン) に見出され、ファッションだけでなく音楽、カルチャー誌のエディトリアルやCDジャケット、グラビア写真集など幅広い分野で活躍する笠井爾示とのトークイベントでは、どんな話が繰り広げられるのかにも注目したいところ。興味のある方は、是非足を運んでいただきたい。

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