Farfetch (ファーフェッチ) が中国の大手eコマースサイト JD.com との提携を発表

今や世界でもトップレベルのラグジュアリーeコマースサイトとして名を馳せる Farfetch (ファーフェッチ) が中国の大手eコマースサイト JD.com と提携したことを発表した。

『Business of Fashion』によると、JD.com が Farfetch に3億9700万ドル(日本円で約443億円)を出資し、パートナーシップを結んだことが明らかになった。また、JD.com の創設者である Richard Liu (リチャード・リウ) が Farfetch の役員会に参加したことも発表された。これにより、Farfetch は世界第二位の経済大国と言われる中国市場への本格的な進出を目指す。

北京を拠点とする JD.com は、中国内でトップの Alibaba (アリババ) に次ぐ売り上げを誇る巨大eコマースサイトであり、従業員数は7万人以上にも昇る。昨年には、ドローンを用いた配達の試運転を開始したことで大きな注目を集めている。

Farfetch といえば、つい先日 Condé Nast (コンデナスト) との提携を発表したばかりだ。昨年の売り上げはは8億ドル(日本円で約892億円)を超え、サイトは20~25％のコミッションを得るため、およそ1億5千万ドル(日本円で約167億円)もの収益を上げているという。JD.com との提携により中国市場での売り上げが飛躍的に伸びれば、Farfetch の売り上げはどこにまで達するのだろうか？今後も Farfetch に目が離せなそうだ。