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versace
with somegoro ichikawa

市川染五郎とヴェルサーチェ、まなざしの先に春きたりなば。 vol.1

versace
with somegoro ichikawa

model: somegoro ichikawa
creative direction, dp, edit: gen yoshida
photography: hiroshi manaka
styling: leonard arceo
hair & makeup: akane
gaffer: kazuhide toya
set design: akihiro yamaya
project management: keisuke nakashima
production in tokyo: kidzfrmnowhere
text: miwa goroku
edit: miwa goroku, waki motoyama

1978年にスタートしたイタリアのファッションブランド VERSACE(ヴェルサーチェ)。創業当初から続くアイコンのひとつ、シルクスカーフの DNA を、フーディやデニムなどのコンテンポラリーなアイテムに組み込んだ 2022年春夏コレクションは、デザインに新しい風を吹かせながら、佇まいは堂々としていて挑発的。VERSACE の変わらないアティテュードを伝える。歌舞伎俳優の八代目市川染五郎が着る。(第1回/全2回)

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市川染五郎とヴェルサーチェ、まなざしの先に春きたりなば。 vol.1

スタジャンにショルダーバッグ、春はレトロをプレイバック。ジャケット ¥387,200、ニット、パンツ 参考商品、バッグ ¥145,200、サンダル(トップ写真で着用)¥71,500/すべて VERSACE(ヴェルサーチェ)

今シーズンの VERSACE のメンズは、大きな V ロゴが主張するヴァーシティジャケッ トをはじめ、ルーズフィットのニット、パーカ、デニムなど、日常のシーンに馴染みやすいウエアが揃う。それでいて着ると背筋が通り、品のあるセクシーなムードを醸す。ルーズな中にも計算されたシルエットと、ひと目で VERSACE とわかるゴールドのディテールが、着る人の気分を高揚させる。「VERSACE といえばゴージャスなイメージがあったんですけど、こういうカジュアルなスタイルにも挑戦されているとはじめて知って、すごく感動しました」 と市川染五郎。足元には飾らないスライダーサンダル、あるいは大人気トライグレカのシリーズから新色スニーカーをチョイスして、風通しのいいカジュアルを思う存分楽しみたい。

 

新作バッグ 「メドゥーサ ビギー」は、コンパクトな収納をかなえるポーチのデザイン。「たくさんモノを持ち歩くタイプじゃないので、まとめて入れられるような小さな鞄はよく使いますね」と市川染五郎。

今季の最注目は、スクエア型の新作バッグ 「メドゥーサ ビギー」 だ。音楽好きならピンとくるはず、ビギーといえば伝説のラッパー The Notorious B.I.G.(ノートリアス・BIG)のこと。彼のトレードマークのサングラスが VERSACEのものであったことは、テンプルに輝くメドゥーサのメダリオンから一目瞭然だった。そんな DNA を受け継ぐ新作 「メドゥーサ ビギー」 ショルダーバッグはストラップ付きで斜めがけ可能、手ぶらで携帯できるところも魅力。ビギーにとってのサングラスが彼の一部となっていたように、いつでもどこでもどんなスタイルの日も、軽やかに付き添ってくれるだろう。

春のグリーンをクレイジーにインサート。ニット ¥193,600、パンツ ¥145,200、スカーフ ¥27,500、バッグ ¥145,200、スニーカー ¥110,000、ブレスレット¥79,200/すべて VERSACE(ヴェルサーチェ)| vol.2 へ続く(4/20公開予定)